市民運動会

一日中店にいる今日の服装は半袖Tシャツにくるぶし丈のパンツにビーサンである。

お休みだった昨日の服装は長袖のTシャツの上に綿ニットで太めのパンツに靴下を履いてスニーカーだった。

気温はおんなじ。真夏に比べると風は涼しく気持ちいいが太陽の下では汗ばむくらいにまだまだ暑い。

昨日「なんでそんな格好なの?」と相棒に突っ込まれたが、なんとなく気分でとしか答えようがない。

おそらく生まれて初めて観にいく市民運動会。チビは小学生のリレーの選手として、相棒は輪投げの選手として、僕はばーばと一緒に応援で。正直、何着たらいいかちょっと悩んだ。

街の外れにある運動公園は普段は静かな場所だが昨日は朝から駐車場が満杯になっていた。陸上トラックの隣の体育館や野球場では横浜ベイスターズのキャンプ練習も行っておりなんだかはなやかな感じ。青空と程よい人々の熱気が気持ちいい。まだ開会式前の早い時間だったから競技にでる選手たちとその家族がほとんどで、選手はユニフォーム代わりのおそろいのTシャツだったり、自前の本格的なウェアだったりしたが、たしかにスポーツ観戦するならその雰囲気に合う格好が良いと思った。うん、外に出るといろいろ勉強になる。

一緒に来た母は、妹が100m走の選手として参加した時以来、約30年振りの経験だった。緊張してスタートラインに立つ孫を見て、

「ちあきは、あの瞬間とっても緊張してドキドキしたけどすっごく気持ちよかったんだって言ってたよ」と教えてくれた。

そうだ、妹も、その家族も、うちの相棒の実家の家族も、みんなここで一緒に同じ時間を過ごせたらもっといいのにと思った。

あまり人が集まるイベントが好きじゃなかったり、日曜は店があるからとずっと敬遠してたけど、実は家族の記憶に残る大切な一日になったりしてたんだなぁ。