服
一月最後の日、陽射しはあるが風が強く洗濯物は家の中。
出張から帰ってちょうど一週間が過ぎた。都心は雪が降るかもとニュースで言ってた。
店内は新しく入荷した春物と定番商品と冬物が少し混ざり合っている。
中二日の出張はなるべく荷物を少なくするために着替えはインナーのみ、トップスとボトムスはずっと同じものだった。
「それ、相当気に入ってますよね」といつもおんなじ物を着ていくので取引先さんに笑われる。
確かに気に入ってるけれど、寒い時に着るアイテムを他に持っていない。だからワンパターンだ。
せめてシャツを持ってくれば良かったが、同じ色の長袖のニットをカットソーに着替えただけでは毎日同じ格好してたのと変わらない。
さすがに自分で飽きた。うんざりした。旅だからと我慢したが、楽しくない。やっぱりその日の気分にあった服を着て出かけたい。
どこで何をするのか目的に合う格好が一番いい。街ははなやかでおしゃれを楽しむところだ。ランチを食べるにもお茶を飲むにも映画を観るのもその日の気分に合った服を着て出かけたい。洋服が欲しいと思うのはやっぱりこういう時なんだと思った。
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